昨日、はじめてのシステムエラーを経験しました。イタリアから帰って来て、毎日GPSのトラックログをGoogle Earthのツアーとして再現・編集を行ってきています。複雑な3D建造物が多くある場面になると急に動きがカクつくことがあります。使用しているマシンはCPU:Core-i7 2600K、Graphic Card:Nvidia GT440です。Google Earthは設定でOpenGLとDirectXを選択することが出来ます。このマシンでは両者のモード間の差異は感じられません。
カクつきを解消することを目的として、よりOpenGLに対応していると考えられるQuadro FX-1700をGT440と差し替えることにした。FX-1700の出力はDVI形式であり、この形式でディスプレイと接続。PCを立ち上げると、ディスプレイ画面に多くのドットと横線が入る。グラフィックスの設定を変化させてもチラツキは消えない。Graphic Cardの不具合かと考え、他のPCに装着していたQuadro FX-570に取り替えてみたが、同じくチラツキが多数。ドライバがWindows7に対応していない可能性も否定出来ないので元のGT440に戻し、PCを起動。しかし、どうしたことか起動しない。下記のメッセージが出てしまいました。
●スタートアップ修復の起動(推奨)
●Windows を通常起動する
通常起動をクリックしても又この画面に戻ります。仕方がないので、スタートアップ修復の起動をクリック。延々と時間だけが経過してゆきます。結局、エラーの種類は、聞いたこともない「startup repair offline」だと判明。意味不明です。
次に試みたのは、Windows7のインストールディスクを用いる方法です。このディスクにもスタートアップ修復のメニューがありました。時間は短時間ですが、エラーの種類などが表示されて、再起動を求められます。再起動後もOSは起動しませんでした。
cドライブのPartitionのバックアップを取っていたので、Paragon Backup & Recovery 2011にて復元を試みましたが、PCの3つのHDDを認識しません。USB-HDDは認識しますので、CドライブのHDDを取り外しUSB-SATA変換ケーブルでPCに接続。無事にcドライブの復元が出来ました。HDDをPCに装着し、起動。何とPCファンが爆音を発するではありませんか。あわててBIOSに入り、フル回転していた3個のファンをNormalに戻しましたが、OSは立ち上がらず、相変わらずスタートアップの修復画面が出ます。仕方がないので、OSの再インストールを行い、認証。
OSの再インストールをして、これから様々アプリやドライバのインストールをしようとして途方にくれて、何気なくBIOSを眺めていると、SATAのモードがIDEに戻っていることに気付きました。これをAHCIモードに変更して、再度Paragon Backup & Recoveryにてcドライブの復元を試みました。今度は無事3つのHDDを認識。Windows7も立ち上がりました。
嵐のように過ぎ去ったトラブルでしたが、まさか
グラフィックカードの差し替えでBIOSがリセットされるとは、
思いもよりませんでした。皆様もどうかお気をつけを!!